sonicinteraction
Concert Detail
Sonic
Interactionは、国立音楽大学コンピュータ音楽研究室所属学生有志による音楽イベントである。前身となる音楽デザイン研究室の「Try-Out」コンサートから、33年にわたり継続している。
アコースティック楽器の生演奏とコンピュータを組み合わせたライブエレクトロニクスをはじめ、映像やセンサーデバイス、舞台表現など、さまざまな手段やメディアを用いて、音を中心に広がる今日の表現を試みる。
さらに、作品の発表のみならず、イベントの企画制作から会場設営、PA、マニピュレーション、舞台転換、照明、広報などにいたるまで、すべてを学生自身で手がけている。その過程は、音楽を伝える従来の方法を検証し、さらには新たな音楽文化のあり方を問う、思考と試行の場となっている。
History
90年代はNeXTコンピュータとIRCAM Signal Processing Workstation(ISPW)上で稼働するMaxを用い、アコースティック楽器と組み合わせたインタラクティブ・コンピュータ音楽の日本における先駆となった。90年代末から00年代には、松田周(99年大学院修了/現講師)が開発した映像処理プログラミング環境DIPSにより、音と映像をリアルタイムに合成/処理するマルチメディア・コンサート作品や、ダンスパフォーマンスを取り入れた総合舞台作品など、Sonic Interactionで発表される表現領域はますます広がっている。