Sonic Interactionは、国立音楽大学音楽文化デザイン学科コンピュータ応用コアとコンピュータ音楽コース履修学生による任意団体Sonic Culture Designにより、学外にて年に2回開催されているコンサートシリーズです。前身となる「Try-Out」コンサートを含めると、今年で22年目を迎えました。コンピュータなどのテクノロジーを用いた新しい芸術表現を模索する学生たちによる実験的空間として、学内外より注目を集めています。
作品の出品のみならず、コンサートの企画製作、設営、PA、ステージ転換、照明、マネージメント、チラシ制作や広報などにわたるまで、すべてを学生たちの手で実現させます。発表の場は同時に、それをサポートするための協業経験を積む機会でもあるのです。創作と発表環境の構築運営を循環することにより、学生は技能と美学、そして創作にとどまらない広い視野をより確たるものにしてゆきます。

90年代はNeXTコンピュータとIRCAM Signal Processing Workstation(ISPW)上で稼働するMaxを用い、アコースティック楽器と組み合わせたインタラクティブ・コンピュータ音楽の日本における先駆となりました。90年代末から00年代には、松田周(99年大学院修了/現講師)が開発した映像処理プログラミング環境DIPSにより、音と映像をリアルタイムに合成/処理するマルチメディア・コンサート作品や、ダンスパフォーマンスを取り入れた総合舞台作品など、Sonic Interactionで発表される表現領域がますます広がっています。